「まつきり三郎とスイングバイ・ブラザーズ」1st album
“Swing-by Brothers”
now on sale
2015.09.20 Released
PTRSN-0001
¥1,500+tax
「懐かしい感じの、粋なジャズだなあ」とノンビリきいていたら、とんでもないところに連れて行かれますよ。……ブフッ!!!
——– 中島さなえ(作家・SBB中毒者)
音楽の新しい古い、という尺度をそのまま良し悪しに繋げてしまうのは最早ザンネンなおじさんおばさんの価値観と言っても良いだろう。しかし、こと日本のジャズシーンに於いては未だそうでもないようだ。
2015年、スイングバイブラザーズがドラムレス3管3リズムで提示する音楽は1930s〜50sのスイング、ビッグバンドミュージックに深く根ざしている。 サド・ジョーンズのバラードから始まるそのレパートリーやアレンジ、ダイレクションはパット・メセニーのラスト・トレイン・ホームをも包み込む。 これは1つのスタイルだ。スタイルその物に良し悪しはなく、其処には現象がある。この音源は東京のシーンに於ける1つのスタイルであり、現象だ。
そしてスイングバイブラザーズはこのスタイル・現象を通して、貴女や貴方の生活にちょっとした笑いや寛ぎ、ホンの少しの幸せを届けたいと考えている。
——–きづきやすかず(アマチュア盆踊り研究家)
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- 管楽器ダク(新大久保) 東京都新宿区百人町2-8-9 03-3361-4300
- 山野楽器Wind Crew(新大久保) 東京都新宿区百人町1-11-22 リサビル2F 03-3366-1106
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1. To You
compose:Thad Jones
1stアルバムの初頭を飾るのは、敢えて美しいバラードから・・。スウィング時代の象徴ともいえるビッグバンドの巨星、Count Basie楽団。弊楽団メンバーも敬愛して止まぬこのバンドが輩出した多くの優れた作編曲能力を持つメンバーのうちの1人、Thad Jonesによる佳曲。16人編成のビッグバンドアレンジを6人で演り切る無茶振りっぷりと、超スローテンポでのスウィングが勝負所の1曲。 solo:川村健pf
2. Royal Garden Blues
compose:Clarence Williams & Spencer Williams
ブルース、古典ジャズの名曲。現在でも手を替え品を替えよく演奏されているスタンダード・ナンバー。1919年作なので、ほぼ100年前の曲なれど、まったく古臭さがない。ここでは、1930年代のベーシストJohn Kerbyのバンドで演奏されていたスタイルで。 solo:全員
3. Cantina Band
compose:John Williams
本アルバムと同年に待望の7作目が公開されたSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」の、38年前に発表された第1作(エピソードIV)劇中の1曲。自分の出自を何も知らず辺境で育って来た主人公ルーク・スカイウォーカーがきっかけを得て居所を飛び出し、星を渡るための宇宙港の酒場で盟友ハン・ソロと出会うシーンで、酒場のハウスバンドが奏でている曲。ts渡邊恭一曰く「完全なる1920年代ジャズのマナーで書かれている1曲」であり、アメリカの商業音楽作曲家たちが身につけている音楽的知識の膨大さに改めて唸らされる。 solo:川村健pf
4. Misty
compose:Erroll Garner
ピアニストErroll Garner作の名バラード。冒頭の”Look at me,”という歌い出しを「♪ミ・ス・ティ〜〜」と歌い出してしまうのがお約束?な、このジャズスタンダードのド定番曲を、ts渡邊恭一フィーチャーで超イケイケのナンバーに仕立て上げました。ある意味原曲のしっとりした雰囲気、台無しとも言えますが・・なにか!?な、SBB流。 solo:渡邊恭一ts
5. Last Train Home
compose:Pat Metheny
後年のモダン/コンテンポラリー・ジャズにおいてスウィング時代の楽曲を換骨奪胎して取り上げられることは非常に多い。これは、時代の前後関係からして当然の流れではあります。でも、「その逆があっても良いのでは?」との発想から弊楽団ではモダン期以降の曲を敢えてスウィングスタイルで演奏するチャレンジを試みています。これはその1曲目。常にチリチリ頭と「ウォーリーを探せ」ばりのボーダーシャツ姿という出で立ちながら、実にリリカルなメロディ、壮大なオーケストレーション、卓越したテクニックで圧倒的な世界観を作り上げている当代ジャズギター界の巨人Pat Methenyの曲を、スウィング・ジャズアレンジで。 solo:川村健pf
6. Diarrhea Diary Rag
compose:松木理三郎
弊楽団オリジナル曲。とにかく速くかっ飛ばすナンバーを作りたかった時に「ひとが一番切羽詰まって慌てる時」を想像して辿り着いた答え・・それすなわち、「おなか、急降下」。そう、ただの尾籠ネタですすみません。ライブ中、お食事しているお客様に曲名を言えないのが難点。 solo:渡邊恭一ts
7. Aren’t You MOSAKU?
compose:松木理三郎 弊楽団オリジナル曲。「外人にいきなり話しかけられた時、テンパって英語っぽいイントネーションで日本語を喋ってしまう」という、ベタなシチュエーションのネタ。呑んでる最中に「暗中模索」を英語でなんと言うか、という話題になって、誰も答えを知らず、知っていても鈍った頭で思い出せず・・最後にひねり出された答えは・・「あなたは 茂作ではないのですか?」 solo:pf-tp
8. Shiny Stockings
compose:Frank Foster
本アルバムの掉尾を飾るのもCount Basie楽団の王道ナンバー。メンバーの1人かつ名作編曲家のFrank Fosterの手による名曲。 solo:榎本裕介tb-菊田茂伸b-川村健pf